配管材料【7】不思議
当店は対面販売が多いため職人さんのご要望・現場の声が直接伝わってきます
日頃の疑問をまとめてみました。
1.VP30は鉄管32Aと外径が大きく違う
他のサイズは全てビニール管と鉄管の外形は似通っており
多くの継手(伸縮継手等)が兼用できますが
何故か30(32A)だけは外径で5mm近く違うため兼用できません。
2.建築銅管と冷媒銅管とでは「呼び径⇔実寸」が異なる
例えば、水道に使われる建築銅管20A(3/4B)は
エアコン配管などに使われる冷媒管では7/8Bと呼ばれます。
前者は、内径基準。後者は外径基準のようですが
それが何故なのかわかりません。
3.管用ねじ「7/8B」が存在する。
JIS規格にはありますがほとんど使われることのない、まぼろしのサイズです。
通常3/4Bの上のサイズは1Bになるのですが........
当店で在庫している継手が1種類だけありますが
過去20年で売れたのはたった1個です。
4.通称「セルロイド管」とも呼ばれる「硬質ポリパイプ?」が存在する。
30年~40年ほど前、地中埋設管として
一時的に使われていたようですが。
規格・メーカー等判明せず、
漏水修理のときに職人さんが苦労してます。
5.ビニール管用の内径用キャップが存在しない
内径接合の継手は結構増えましたが何故かキャップ(プラグ)は
どのメーカーも製作しておりません。
当然あるものとおもい買いにこられる方が結構おられます。
6.キャンバステープの黒と白では価格が大きく異なる。
見た目、色違いだけのようですが、3倍位の価格差があります。
使用量(生産量)の違いだとは思いますが、それにしても.......
7.「Φ8銅管×1/2おす」のバルブが存在しない。
主に燃料(灯油)配管に使われる部材ですが
これもまた求められる職人さんが多数おられますが
どのメーカーも今のところ作っていません。
弊社の提言により、2010年10月【オンダ製作所】により商品化されました。
ボールバルブ Φ8×1/2です。
代わって
7.KVKの水栓は何故か2個入り。
水栓(蛇口)のメーカーでKVKという会社がありますが
ここの製品の、例えば自在水栓、や万能水栓といった商品は
何故か、箱に2個づつ入っていて、販売する時には注意が必要です。
昔からそうなのですがなぜかは不明です。
これらの不思議の真相について
どちらかご存知の方おられましたら
一報くだされば幸いです。